VENT VERT CLAREMONT

トリートメントの流れ

Vent Vert Claremont のアロマ＆ヒーリング・トリートメントは、２つの連続するセラピーで構成されています。PART 1 では、本格的なアロマ・ボディセラピーで全身を充分にリラックスさせます。続く PART 2 では、ヒーリングセラピーによって心身の開放感を更に高めます。

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PART 1: アロマ・ボディセラピー

アロマ・ボディセラピーの特長は、身体と精神の双方に同時に作用することにあります。アロマオイル（エッセンシャルオイル）は、筋肉組織に染み込んでハンド･タッチによる身体の鎮静効果を助けるとともに、芳しい香りで全身を包むことによって、心の緊張を和らげて安らかな精神状態をもたらします。

Vent Vert Claremont が使用するエッセンシャルオイルは、リラクセーション効果に優れるパルマローザなどのフローラル系と爽やかなシトラス系です。いずれも、アロマセラピー専門のブランド製品を厳選し、心身のコンディションに応じてこれらのオイルをブレンドします。エッセンシャルオイルを希釈するキャリアオイルには、ホホバまたはグレープシード・オイルを使用します。この２つのオイルはどのような肌にも相性がよく、特に英国等で好んで使用されています。

Vent Vert Claremont のハンド・タッチは、欧州型のボディケア（スウェディッシュ・スタイル）を採用しています。最も多く使用するタッチは、ストローク、ニーディング、フリクション、の3種類です。ストロークは手のひら全体を肌に密着させて滑らかにスライドさせること、ニーディングは手のひら全体で身体をこねて柔らかく揉みほぐすこと、フリクションは指の腹や手根を肌に押し当てて軽快に擦ること、を意味します。

アロマ・ボディセラピーを始めるときには、直前にシャワーで身体を充分に温めていただきます。その後、うつ伏せになっていただき、背中のストロークから始めます。アロマオイルを背中全体に伸ばすと、芳ばしい香りが広がります。背骨や肩甲骨の周辺はフリクションを併用して特に重点的にケアします。続いて、仙骨（腰のラインからお尻にかけて傾斜している部位）と臀部のトリートメントに進みます。そして下半身に移り、両足のふくらはぎ、足の裏、大腿部（裏側）のケアを行います。ふくらはぎは特に硬直しやすいので丁寧にニーディングを繰り返します。ここまで終わると仰向けになって頂き、両腕の前腕部、上腕部、手掌に施術します。手掌は足の裏とともに「反射区」と呼ばれ、軽く刺激することで内蔵や内分泌腺が活性化します。その後再び下半身に移り、足の甲、すね、ひざ、大腿部（表側）のトリートメントを行います。そして、デコルテに進み、胸の上部と、肩先から首筋にかけてストロークを繰り返します。最後に、丹田を中心とする腹部のトリートメントを行います。

ハーブの香りに包まれて、優しくゆっくりと受けるアロマ・ボディセラピーはとても気持ちがよく、身体と心に響くように働きかけます。いたわるようなハンド･タッチは、日々の仕事や生活からくる疲れを癒し、不安な気持ちや落ち込んだ気分を取り除きます。静けさの中でゆっくり繰り返されるセラピストの動きは、深いリラクセーションをもたらします。自分自身の身体を甘えるように委ねることは、忘れていた幸福感を思い出すことにもつながります。アロマ・ボディセラピーが終わると、5分程度の休息を挟んでヒーリングセラピーに移ります。

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PART 2: ヒーリングセラピー

ヒーリングセラピーは、伝統的なフェザータッチによるトリートメントが中心になります。フェザータッチは、ソフトなフィンガー・ストロークを全身に施すことにより非日常的な身体感覚を促進し、心身の開放感を極限まで高める効果があります。トリートメントを受ける方は、からだの隅々まで優しくケアされる充足感に包まれ、抑圧から解き放たれる夢心地の感覚に浸ることができるでしょう。

フェザー（Feather）は、鳥の羽毛を意味します。フェザータッチとは、即ち指先を用いて羽毛のようにソフトな感触で全身をストロークするトリートメントです。人間には指先で触れられると「気持ちよさ」を感じる本源的な性質があります。高性能のマッサージ機が普及している現在でも、私たちが皆、人間の手によるマッサージを一番好むのは、指先で触れられることの心地よい感覚が何物にも代えがたいことを経験しているからです。ヒーリングセラピーは、このようなフェザータッチのパワーを最大限に応用するセラピーです。

皮膚の下には何百万という神経末端があります。これらは非常に敏感で、肌に対するさまざまな感触を感知して、脳にメッセージを送っています。フェザータッチは神経末端の特に敏感な部分に微妙な感触を与え、気持ちよさをつかさどる脳の部位に働きかけます。この作用を通じて、日常の生活では感じることのない、心身をうっとりさせるような感覚を与えることができるのです。

ヒーリングセラピーは、アロマ・ボディセラピーのときと同様に、背中へのタッチから始めます。背中は広々して鈍感なように見えますが、実は多くの神経末端が集積している敏感な部位です。とりわけ、背筋と背骨の周辺は気持ちよさを感じやすい部分です。続いて、仰向けになって頂き、頭部と顔へのタッチを行います。頬とあごのラインは指先の感触の知覚に特に優れています。次に、耳全体から、首筋を通って、肩先へ進み、鎖骨周辺を往復してから、腕、手のひら、手首、ひじへと移動していきます。その後、仙骨、わき腹、腰部、臀部、鼠蹊（そけい）部、お臍の周辺、そして胸部へと進みます。続いて、足の甲、くるぶし、すね、膝、大腿部（外側）へと移っていきます。自分でも意外な部位が、とても快く感じられることを発見されることと思います。更に、ふくらはぎ、大腿部（内側）などに丁寧なタッチを施していきます。

フェザータッチは、その優れた効果から欧米ではパートナー間のコミュニケーションのツールとして紹介されることが多いようです。Vent Vert Claremont のトリートメントにおいては、心身の開放感を高めて蓄積した抑圧感を払拭するためのセラピーとしてフェザータッチを応用しています。上述のように、フェザータッチは神経末端の敏感な部分を通じて、気持ちよさをコントロールする脳の部位に作用します。その結果、微妙な感触を感じ取れるように脳のセンサーが開かれ感度が更に高まります。このプロセスが繰り返されることによって、心地よい感覚が幾何級数的に増大し、深い開放感へ導きます。

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